「今日こそ真鯛を仕留める。」そう心に誓いながら出船したゴン丸船長。しかし海はそう甘くはありませんでした。根掛かりとの格闘、アタリのない30分、そしてまさかのサプライズ——。今回は愛船ゴン丸でのタイラバ実釣レポートをお届けします。
いざ出船!愛船ゴン丸でタイラバ真鯛狙い
エンジンを取り付け、魚探をセットして準備万端。一応3人乗りのゴン丸ですが、本日の船長はゴン丸船長ひとり。広々と使えるのが一人出船の気楽なところです。
タイラバ仕掛けを手に、港を出てから約40分。ゴン丸のエンジン音を聞きながら沖を目指します。ボート釣りの醍醐味は、自分の判断で自由にポイントを移動できることです。陸釣りでは絶対に届かない沖のポイントを狙えるのが、ゴン丸最大の強みです。
水深30m超——魚探に生体反応アリ!なのにアタリなし
水深が30メートルを超えたところで魚探を確認すると、しっかりと生体反応あり。「よし、ここだ」と確信してタイラバを投入しました。
セッティングは赤金・緑金のタングステンヘッド、PE1号・フロロカーボン4号リーダー10m。準備は万全のはずでした。しかし30分間、無言でタイラバを落としては巻き、落としては巻き——アタリなし。魚探の反応は確かにあるのに、なぜか口を使ってくれません。
魚がいるのに釣れない。これが釣りの面白さであり、難しさです。真鯛はタナと誘い方がシビアな魚。焦らず巻き続けることが大切ですが、30分アタリがなければ思い切って移動するのも正解です。
場所移動——水深40mの岩礁エリアへ
30分待っても反応がないので、思い切って場所移動を決断。さらに沖へ向かい、次のポイントは水深40メートル。魚探を見ると海底が岩場と砂場の入り混じった複雑な地形です。根魚の好む一級ポイントです。
船釣りの最大の強みは「移動が楽」なこと。ゴン丸があれば、釣れないと感じたらすぐに動けます。釣れないまま粘り続けるより、思い切って移動する判断力がボート釣りでは重要です。「釣れないと感じたら動く。それがボート釣りの醍醐味。」この判断が今回の釣果につながりました。
痛恨の根掛かり——格闘の末に回収成功
数投目、タイラバが海底にズシッと止まりました。岩礁エリア特有の洗礼——根掛かりです。タングステンのタイラバはずっしりと重く、引っ張っても全く動きません。
焦りながらも冷静に対処。ゴン丸をバックギアに入れて後退し、前進・後退を繰り返しながら角度を変えて引っ張ること数分。なんとかタイラバの回収に成功しました。
根掛かり対策のポイントを頭に入れておきましょう。
- 船を動かして角度を変える:真上から引っ張るより、斜めから引っ張ると外れやすい
- 軽めのヘッドを選ぶ:岩礁エリアではタングステンより少し軽めのヘッドが根掛かりしにくい
- 底を切って巻く:着底後すぐに巻き始めることで根掛かりを防ぐ
高価なタイラバが無事に戻ってきたときの安堵感は、釣れたときとは別の喜びがありますね(笑)。
まさかのアコウ登場!高級根魚をゲット
根掛かり回収後、気を取り直して再チャレンジ。数投目、コツコツとした小気味よいアタリが竿先に伝わってきました。慎重に巻き続けると、水面に上がってきたのは赤褐色にオレンジの斑点模様——アコウ(キジハタ)です。
アコウは関西では特に珍重される高級根魚。淡泊でコクのある白身は刺身・煮付け・唐揚げどれも絶品で、市場でもなかなかお目にかかれない魚です。狙っていなくても、海はうれしいサプライズを届けてくれます。
今回アコウが釣れたことで、底から1〜3メートルのタナに魚がいることが判明しました。次回は底を重点的に攻める作戦で、真鯛とアコウの両狙いをしてみます。
アコウは引きも強く、根に潜ろうとする力が強烈です。ヒット後は一気に浮かせることが大切。ドラグをしっかり締めて対応しましょう。
ゴン丸船長のまとめ・次回への課題
本日の釣果はアコウ1枚。ターゲットの真鯛は次回のお楽しみとなりましたが、思わぬご褒美をいただいた充実した一日でした。
- 根掛かり対策:岩礁エリアでは軽めのヘッドか浮き上がりやすい形状のものを選ぶ
- タナの把握:底から1〜3mのタナを重点的に攻める
- ポイントの把握:GPS座標と水深・底質を次回の釣行に活かす
真鯛は次回のお楽しみ。ゴン丸よ、今日もありがとう。次回の出船もお楽しみに!
本日のタックル
- ロッド:ジギング用 6.3フィート L
- ライン:PE 1号
- リーダー:フロロカーボン 4号 10m
- タイラバ:赤金・緑金 タングステン


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