レンタルボートや2馬力で釣りをするなら、ロープワークは必須
レンタルボートや2馬力ボート、SUP、カヌーで釣りをする機会が増えています。岸から届かないポイントを攻められる、魚影が濃い沖のポイントに入れる——小型ボートやSUPでの釣りには大きな魅力があります。
しかしそこで必要になるのが、ロープワークの基礎知識です。係留するとき、荷物を固定するとき、ロープを繋ぐとき——水上では陸とは比べ物にならないほど、ロープを正しく結ぶ場面が出てきます。
「なんとなく結んでいる」状態では、強風や波が出たときにほどけてしまうリスクがあります。ボートが流されたり、荷物が落水したり——最悪の場合、安全に関わる事態にもなりかねません。
基本のロープワークを一つひとつ正しく覚えておくことが、水上での釣りを安全に楽しむための第一歩です。
本結びとは?どんな場面で使うのか
本結びとは、2本のロープを繋ぎ合わせるときに使う最も基本的な結び方です。別名「スクエアノット」とも呼ばれます。
荷物をまとめるとき、ロープが短くて足りないときに2本を繋ぐとき、救命具やタックルバッグを固定するときなど、水上での釣りで実際に使う場面は多くあります。
本結びが特に重要なのは、船舶免許(小型船舶操縦士免許)の実技試験でも問われる結び方だからです。レンタルボートや2馬力より大きいボートを操船するために免許を取得する方は、試験対策としても必ず覚えておく必要があります。
SUPやカヌー、2馬力ボートでは免許は不要ですが、それでも係留や荷物固定の場面でロープを扱う機会は必ずあります。一度覚えてしまえば一生使える技術です。
注意点が一つあります。本結びは同じ太さ・素材のロープ同士を繋ぐのに向いています。太さや素材が大きく異なるロープ同士では、ほどけやすくなる場合があります。そういった場合は別の結び方(シートベンドなど)を選ぶのが正解です。
本結びの正しい手順——これだけ覚えれば大丈夫
本結びは「右上左下、左上右下」の順番で覚えるのが一番シンプルです。手順を追って確認しましょう。
最後に動画をアップしています。参考にしてください。
- 2本のロープを交差させる(1回目)
右側のロープを左側のロープの上に重ね、下からくぐらせて一回結びます。ここは普通に1回結ぶだけです。 - もう一度交差させる(2回目)
今度は先ほどとは逆に、左側のロープを右側のロープの上に重ね、下からくぐらせます。「右上左下、左上右下」の繰り返しです。 - 両端をしっかり引き締める
両側のロープを同時に引っ張り、結び目をしっかり締めます。結び目が平らに整っていれば正しく結べています。 - 結び目を確認する
正しい本結びは、2つの輪が並んで見える形になります。片方だけが輪になって飛び出しているような形は「縦結び」といってほどけやすいNGの形です。必ず確認してください。
縦結びは見た目が似ていますが、強度が全く違います。「右上左下、左上右下」の順番を守ることで縦結びを防げます。釣り場で慌てないよう、家で何度も練習しておくことをおすすめします。
失敗しやすいポイントと縦結びの見分け方
本結びで最も多い失敗が「縦結び」です。2回とも同じ方向で結んでしまうと縦結びになります。一見似ているので気づきにくいのですが、引っ張るとすぐにほどけてしまう危険な状態です。
見分け方はシンプルです。結び目を正面から見たとき、2つの輪が横に並んで平らに見えれば正しい本結びです。一方の輪が飛び出して縦に見える場合は縦結びなので結び直してください。
もう一つの失敗は、締め方が甘いことです。本結びは両端を同時にしっかり引き締めることで強度が出ます。片側だけ引いたり、軽く引くだけで済ませると、波や風で荷物が動いたときにほどけてしまいます。
水上では陸よりも力がかかる場面が多いため、「これくらいでいいか」という締め方では不十分です。しっかり引き締める習慣をつけましょう。
船舶免許の実技試験でも問われる——試験対策としても覚えておこう
小型船舶操縦士免許(いわゆる船舶免許)の実技試験では、ロープワークの実演が含まれます。本結びと、モヤイ結びはその中で問われる基本の結び方の一つです。
試験では実際にロープを手渡されて、指定された結び方を実演します。頭でわかっていても手が動かないと点数になりません。繰り返し練習して、考えなくても手が動く状態にしておくことが大切です。
2馬力以下のレンタルボートや2馬力ボートで釣りを楽しんでいる方の中には、「いつか免許を取りたい」と思っている方も多いはずです。本結びやモヤイ結びを今のうちから身につけておけば、試験勉強の一部を先取りできます。
SUPやカヌーから始めて、ステップアップでボート釣りに挑戦する方にも、ロープワークの基礎は早めに覚えておくことをゴンちゃんはおすすめします。
ゴンちゃんのまとめ
本結びは覚えてしまえば一生使えるロープワークです。レンタルボート・2馬力・SUP・カヌー、どんな水上釣りでも必ずロープを扱う場面は出てきます。正しく結べるかどうかが、安全と直結することもあります。
手順は「右上左下、左上右下」のたった2ステップです。縦結びにならないよう注意しながら、まずは家で10回練習してみてください。手が覚えてしまえば、あとは水上でも迷わず結べます。
船舶免許を目指している方はもちろん、レンタルボートやSUPで釣りを楽しむ方も、ぜひ今日から練習を始めてみてください。またお会いしましょう!
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