テトラの上で10時間…黒鯛よ、どこへ行った?
「昨年はここで釣れたのに…」
釣り人なら誰もが経験したことがある、あの感覚。同じ場所、同じ仕掛け、同じ気合い。なのに、なぜか魚は来ない。
2026年4月21日、私は知多方面のテトラに立ちました。空は晴れ、風は穏やか。団子もしっかり3種配合。オキアミもコーンも準備万端。昨年、黒鯛の実績があるポイントです。
朝7時から竿を出し、17時30分まで粘り続けました。結果は…ベラが数匹、メジナが数匹。本命の黒鯛はゼロ。
でも私は、この日に「負けた」とは思っていません。釣れなかった日ほど、次につながる情報が山ほど集まるからです。今日はその話をたっぷりしていきましょう。
① 「去年釣れた場所」への信頼と裏切り
釣り人の心理として、「実績のある場所」は特別な存在です。一度でも大物を釣り上げた場所は、何度でも足を運びたくなる。それは経験を積んだベテランでも、初心者でも変わらない感情です。
昨年、同じ場所で黒鯛を釣り上げた記憶。あの手応え、あの引き。団子を割って出てきたハリスに黒鯛が食いついた瞬間の感覚は、今でも鮮明に覚えています。
「今年も必ずいる」その確信を胸に、安全靴をしっかり履き、テトラへと降り立ちました。
テトラからの釣りは危険と背中合わせです。ライフジャケットの着用、滑り止めのついた安全靴、単独釣行時の安全確認。これは私が必ず守るルールです。
② 黒鯛はそこにいるのか、いないのか
10時間以上釣り続けてベラとメジナのみ。では、黒鯛はそのポイントにいなかったのでしょうか?
私の見立てでは「いた可能性は十分ある」と思っています。
ひとつ目は、ベラとメジナが釣れたこと。この2種は黒鯛と同じ中〜底層を回遊することが多い魚です。エサを取りに来る魚がいたということは、タナや潮の条件は悪くなかったと判断できます。
ふたつ目は、昨年の実績があること。黒鯛は縄張り意識が強く、同じエリアに生息し続ける習性があります。昨年釣れた場所には今年も黒鯛が存在する可能性が高い。
つまり問題は「魚の有無」ではなく、「口を使わせられなかった」ことにあるのです。
③ 黒鯛が食わなかった3つの理由
原因1:団子の配合と硬さのミスマッチ
団子釣りの肝は「配合」にあります。硬すぎると割れずエサが漂わない。柔らかすぎると早期に崩れ、ポイントにエサが溜まらない。
今日の知多は若干の流れがありました。流れがある日はやや硬め配合が有効なことが多い。私の配合が少し柔らかすぎて、思ったタナでエサが出ていなかった可能性があります。
原因2:棒ウキのタナ設定
棒ウキは感度が高く、黒鯛の前アタリもしっかり伝えてくれる優秀なウキです。ただし、タナが少しでもズレると途端にアタリが出なくなります。
テトラ周辺は根や障害物が多く底の形状が不規則です。潮が変わるたびにタナを見直す必要があります。今日はその回数が少なかったかもしれません。
原因3:黒鯛の警戒心と季節的要因
4月の黒鯛は産卵前後の時期。体力を温存するためエサへの反応が鈍くなることがあります。またコーンは警戒心の強い黒鯛には「不自然なエサ」として敬遠されることもある。状況によってはより自然な形状のエサへの切り替えも選択肢です。
④ 次回につながる団子釣り攻略のポイント
団子配合の見直し
配合した団子を水中に落として「何秒で割れるか」を目視で確認すること。自分が狙うタナと割れるタイミングが合っているかどうか、これだけで硬さの適否を判断できます。
私は5.4メートルの竿を使う際には「底に着いてから5〜10秒で割れる」硬さを目安にしています。その感覚を頭に刻んでおくことが大事です。
タナの細かな修正
棒ウキを使う場合、1時間に一度はタナを見直しましょう。10〜20センチ単位で上下させながらアタリのある層を探します。ハリス1.2号はテトラ周辺の根ズレにも対応できるバランスの良い号数。これは変えずにタナとエサで調整するのが賢明です。
時合いを逃さない集中力
黒鯛の時合いは「朝マズメ」「潮の変わり目」「夕マズメ」に集中します。今日で言えば朝7時直後と17時以降が最大のチャンスタイム。少しでも不自然なウキの動きがあれば即アワセを入れる準備が問われます。
⑤ 明日からすぐできる3つのこと
アクション1:団子の硬さを体で覚える
その日の流れと水温を肌で感じながら、団子が何秒で割れるかを頭に刻む。経験を積むことで現場で迷わない判断力が身につきます。
アクション2:時合い前後はエサを頻繁に打ち返す
朝マズメと夕マズメの30分前から団子を打つペースを上げて底にエサを集める。黒鯛を寄せておくことで時合いに一気に食わせるチャンスが増します。
アクション3:安全装備の点検を釣行前日に行う
安全靴のソールの減り、ライフジャケットのガスボンベの確認、携帯電話の充電。前日に頭の中でしっかり確認してから臨みましょう。
⑥ ゴンちゃんのまとめ:ボウズの日が次の大物を連れてくる
今日の釣果は、ベラ数匹、メジナ数匹。本命の黒鯛はゼロでした。
でも私は、この10時間が無駄だったとは一切思っていません。長時間釣りをすることで、その場所の潮の流れ方、エサの取られ方、魚の活性の変化…そういったデータが頭の中に積み重なっていきます。それは次回の釣行で必ず活きてくる。
「同じ場所で釣れない日が続くと、別のポイントに移りたくなる。でも腕を磨くには、一か所を徹底的に攻めることが大事だ」
次回は団子の配合を少し変えて、タナ修正の頻度も上げて、また同じテトラに立ちます。それまで待っていてくれ、黒鯛よ。
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