4月解禁!長野の渓流でイワナ・ヤマメ・アマゴに遊んでもらった話

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4月になると、体が渓流を呼んでいる気がする。冬の間は海釣りばかりだった。でも春が来ると、決まって頭の中に渓流の絵が浮かんでくる。澄んだ水の色、せせらぎの音、手の中で輝くイワナの白い斑点。あの感覚を味わいたくて、毎年4月になると山に向かってしまう。今年も気づいたらゴンちゃんは名古屋を出ていた。

まだ暗いうちに名古屋を出た

釣行当日、目覚ましより先に目が覚めた。
午前3時すぎ、名古屋の自宅を出発した。高速を乗り継いで、長野県の上流域を目指す。
走りながら外気温の表示を見ると、山に近づくにつれてどんどん下がっていく。
名古屋では15度あった気温が、目的地に近いインターを降りた頃には4度になっていた。

名古屋から2時間半ほどで現地着。川の音だけが聞こえる暗闇の中でエンジンを切った。
ドアを開けた瞬間、冷気がどっと流れ込んできた。「今年も寒いな」とゴンちゃんは思いながら、山道を登っていく。
空はまだ真っ暗で、星だけがはっきり見えた。渓流のせせらぎだけが耳に入ってくる。この瞬間が、ゴンちゃんには堪らない。

4月の渓流は、想像よりずっと寒かった

4月だからと油断すると、痛い目を見る。

夜明け前の渓流は体感で2〜3度だった。吐く息が白く、立ち止まるだけで指先がじんじんと痛くなってくる。
ウェーダーをはいて川に入ると、冷たい水の感触が足元から伝わってくる。雪解け水が混じっているのだろう、水温は相当低い。
ラインに結露がつき始め、指が思うように動かなくなってきた。

竿を持つ手がかじかむ。ミミズを針に刺す作業も、いつもより時間がかかる。
「寒い」という一言では足りない。体の芯から冷えていく感じ、というのが正確だ。
渓流の4月は、平地の2月くらいのつもりで準備するのが正解だとゴンちゃんは毎年実感している。

それでも、川に立って流れを見ていると自然と気持ちが落ち着いてくる。
寒さもいつの間にか気にならなくなり、「どこにいるか」「どう流すか」だけを考えるようになる。
渓流釣りにはそういう不思議な集中力がある。

渓流の装備はこれで行った

寒さを舐めると釣りにならない。ゴンちゃんが今回持っていった装備を紹介する。

  • ウェーダー(チェストハイ・ネオプレーン):4月の雪解け水には薄手では対応できない。チェストハイのネオプレーンが必須。腰まで水に浸かるポイントも安心して攻められる。
  • スパイクシューズ:渓流の石は苔むしていて非常に滑る。ここをケチると転倒して危険。スパイクソールは必ず選ぶこと。
  • フィッシングベスト:両手が空くので渓流での取り回しが断然いい。ポケットが多く、仕掛けやエサを整理しやすい。
  • 偏光グラス:水面の反射を抑えて魚の定位を確認できる。イワナやアマゴが石の影に潜んでいるのが見えることもある。
  • 竿:渓流竿5メートル/針:半スレ/エサ:ミミズのみ

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夜明けと同時に入渓、イワナ・アマゴ・ヤマメ3魚種制覇!

空が白みはじめた頃、川岸に立った。

指先の感覚がなくなりかけていたが、ミミズを流し込むとすぐにアタリが来た。
合わせると5メートルの竿がグンッと曲がる。上がってきたのは25センチのイワナ。
白い斑点が朝の光に映えて、手のひらの中で宝石みたいに輝いた。

ポイントは流れの緩い「よどみ」を中心に攻めた。上流からミミズを送り込み、魚がいる筋を丁寧に流していく。
春先のイワナは日が上がる前が一番活性が高いとゴンちゃんは経験上知っている。早起きして来た甲斐があった。
流し方は自然に漂わせるだけでよい。余計な操作は逆効果で、糸の張り具合だけを意識しながら送り込んでいく。

最終釣果は4匹。イワナ2匹、アマゴ1匹、ヤマメ1匹。25センチを筆頭に、15センチほどの小型まで大小混ざった。
イワナの白い斑点、アマゴの朱点、ヤマメの虎斑。3魚種が同じ川で釣れるのが渓流釣りの贅沢なところだ。
1匹ずつ魚種が違うたびに、テンションが上がった。

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4匹、ぜんぶ川に返した

4匹とも、丁寧にリリースした。

渓流の魚はその川で生まれ、その川で育つ。持ち帰るより、来年も元気でいてほしい。
魚を手に取るときは必ず水で手を冷やしてから触る。体温で魚を傷つけないための配慮だ。
リリースするときも、流れの緩やかなところで魚体を水中に横たえ、自分で泳ぎ出すまで待つ。

この数秒がゴンちゃんは好きだ。「また来年な」と川に返すと、魚はすっと深みへ消えた。
釣れた喜びと、帰していく清々しさ。両方あるのが渓流釣りの良さだとゴンちゃんは思っている。
持ち帰るより、また釣れる楽しみを次に残しておく。その方が何倍も長く楽しめる。

まとめ:渓流の夜明けは、やっぱり最高だった

名古屋を暗いうちに出て、長野の渓流で夜明けを迎える。

寒さはきつかった。指がかじかんで、足元から体が冷えていく。
それでも川の音を聞きながら竿を握っていると、不思議と清々しい気持ちになる。
海釣りとは別物の静けさがある。日常のざわつきが、せせらぎに溶けていく感じだ。

4月の渓流は装備が全てだとゴンちゃんは思っている。
ウェーダー、スパイクシューズ、防寒の重ね着。これさえ整えれば、あとはミミズと5メートルの竿があれば十分楽しめる。
難しいテクニックより、寒さへの備えの方がよほど大切だ。

帰り道、ゴンちゃんはもう次の釣行のことを考えていた。
来月はもっと上流に行ってみようか。そんなことを思いながら、名古屋に向けて走った。

釣行日:2026年4月(解禁直後)/釣り場:長野県 渓流上流域/釣果:イワナ2匹・アマゴ1匹・ヤマメ1匹(計4匹・全リリース)

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