スピニングリールは1つでいい|堤防釣りならコレ1台で十分な理由

初心者向け

「リールって結局、何台あればいいんだろう」——釣具店のリール売り場に立つと、そんな迷いが出てくることはありませんか。魚種別、釣法別に揃えていくと、気づけば道具箱がリールだらけ。でも実際に釣行を重ねてみると、本当に必要な台数はもっとシンプルだったりします。

①リールを何台揃えればいいのか分からない

釣りを続けていると、新しい釣り方に挑戦するたびに「専用のリールが欲しい」という気持ちが出てきます。穴釣り用、団子釣り用、船釣り用、エギング用……。気がつけばリールがどんどん増えていき、逆にどれをどの釣りに持っていけばいいのか迷ってしまう。そんな経験がある方も多いのではないでしょうか。

釣具店でリールを眺めていると、番手も2000番から4000番、5000番までずらりと並んでいて、初心者はもちろん、ある程度釣り歴が長い人でも「自分にはどれが必要なのか」を整理しきれていないことが少なくありません。

②台数を増やすほど、実は釣りの準備が複雑になる

リールが多いこと自体は悪いことではありません。ですが「今日はどのリールを持っていこう」と毎回迷うようになると、釣行前の準備に時間がかかりますし、忘れ物も増えます。せっかく現地に着いたのに、必要なリールだけ家に置いてきてしまった、という経験がある方もいるはずです。

さらに台数が増えれば、その分メンテナンスの手間も増えます。使うたびに真水で洗い、注油をして……という作業を5台、6台とこなすのは正直大変です。台数を増やすことが、必ずしも快適さにつながるわけではないのです。

③情報が細かい釣法別・魚種別の話ばかりになりがちな理由

釣具の情報は「この魚にはこのリール」「この釣法にはこの番手」というように、細かく枝分かれして紹介されることがほとんどです。もちろんそれぞれに理由はあるのですが、情報を追いかけていくと際限がなく、結局「自分は何台持てばいいのか」という一番知りたい答えにはたどり着きにくいと感じます。

雑誌やネットのレビューも、基本的には「1台をどう選ぶか」という視点で書かれているものがほとんどで、「トータルで何台あれば釣りが完結するか」という視点で書かれた情報はあまり見かけません。だからこそ、実際に長く釣りを続けている人の道具箱の中身が参考になると思っています。

④釣り場のジャンルで3つに分けると、リール選びは驚くほど楽になる

ゴンちゃんが長年リールと付き合ってきて行き着いた結論はシンプルで、リールは3つあれば十分ということです。

①堤防・テトラ・磯で使う1台 ②船釣りで使う1台(狙う魚にもよります) ③イカ専門の1台。この3つがあれば、陸っぱりから船釣りまでひととおりカバーできます。船釣りをしないなら2つで十分ですし、イカもやらないなら1つで足ります。細かく釣法別に揃えるより先に、まずはこの3つの枠で考えてみると、リール選びの迷いはかなり減ります。

番手の目安としては、堤防・テトラ・磯用は2500番前後を基準にしつつ、大物を狙うなら4000番クラスを1台持っておくと安心です。船釣り用はPEラインを扱える2500番前後、イカ専門は繊細なアタリを取りやすい2000番クラスが使いやすいというのが、ゴンちゃんの実感です。

⑤ゴンちゃんが実際に使っている愛用リール5台

ここからは、ゴンちゃんが実際に釣行で使っているスピニングリール5台を、先ほどの3つの枠に当てはめながら紹介します。値段はどれもその当時の型落ちを狙って買っているので、全体的に1万円はしていないと思います。新品にこだわらなくても、この3つの枠さえ押さえておけば十分釣りになります。

イカ専門|シマノ C2000S(PEライン0.6号)

スピニングリールは1つでいいの写真1

アオリイカ専用として使っているリールです。エギングは繊細なアタリを取る釣りなので、細いPEラインを使えるコンパクトなC2000Sがちょうどいいサイズ感です。他の釣りには持ち出さず、アオリイカの時だけこのリールを選びます。番手が小さい分、軽くてキャストを繰り返すエギングでも疲れにくいのも気に入っているところです。

堤防・テトラ・磯用①|メーカー不明の3号ナイロン機

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もう10年以上使っている、年季の入ったリールです。最初から「今日は穴釣りしかしない」と決めている日にだけ持ち出す、穴釣り専門機です。長年潮風にさらされてきたので、正直そろそろ限界かもしれません。それでも今日まで現役で働いてくれています。新品のリールと比べれば見劣りしますが、穴釣りのような取り回し中心の釣りであれば、この年季の入り方でも十分な働きをしてくれます。

堤防・テトラ・磯用②|シマノ NAVI-X 4000XG

スピニングリールは1つでいいの写真3

4000番のこのリールは、磯やテトラなどで少し大物を狙いたい時のための1台です。普段の堤防釣りより一段階大きな相手を想定して、パワーと巻き取りに余裕を持たせています。もう1つの役割が、一緒に行った人にそのまま貸せる予備機であることです。急に釣り仲間や家族を連れて行くことになった時、番手が大きめで扱いやすいこのリールがあると助かります。団子釣りの帰りに軽く穴釣りをする、という場面で持ち出すこともありますが、本来はこの「大物狙い」と「予備」の2つの役割がメインです。

堤防・テトラ・磯用③|シマノ AERNOS XT 2500

スピニングリールは1つでいいの写真4

団子釣りの主力機です。団子釣りは仕掛け周りが海水やダンゴの粉で汚れやすく、PEラインだと洗浄が面倒になるため、ナイロンラインを巻いたこのリールを専用であてています。理由は単純で、「掃除がめんどくさいから」です。穴釣りやどうつき釣りにも幅広く使っていて、使う頻度が一番高いリールと言ってもいいかもしれません。

船釣り用|ダイワ LT2500(PEライン0.8号)

スピニングリールは1つでいいの写真5

主に船釣りで使っているリールです。船釣りは水深のある場所を狙うことが多いので、PEラインの感度と強度が頼りになります。陸っぱりの釣りとは持ち出す場面をはっきり分けている1台です。

こうして見ると、「堤防・テトラ・磯用」の枠だけで3台持っていることになりますが、それぞれ「穴釣り専門」「大物狙い・予備」「団子釣りの主力」と役割がはっきり分かれています。これから道具を揃える方は、まずはこの枠に1台あれば十分で、慣れてきたら大物用や予備を足していく、という順番で考えれば無理がありません。

実際、ゴンちゃんも1つのリールで済ませています

知多半島でのダンゴ釣りで37cmのチヌを釣った時のリールも、実は特別な専用機ではありません。
団子釣りでも、穴釣りでも、ちょい投げでも、これ1台がメインです。

サビキ釣りでも、どうづき仕掛けでも、その日の釣りに合わせて同じリールを使い回しています。

道具を増やすより、1台を色々な釣りに使い倒す方が、結局は身につくものも多い気がしています。

⑥ゴンちゃんのまとめ

リール選びというと、つい魚種別・釣法別に細かく揃えたくなります。ですが実際に必要なのは、堤防・テトラ・磯用、船釣り用、イカ専門の3つの枠だけです。船釣りをしないなら2つ、イカもやらないなら1つで十分。まずはこのシンプルな枠で考えてみると、道具選びの迷いはぐっと減るはずです。

新しいリールもいいですが、型落ちや年季の入ったリールでも、役割さえはっきりしていれば十分現役で使えます。次にリールを選ぶときは、細かいスペック表よりも先に「自分にはこの3つの枠のうち、どれが必要か」を考えてみてください。

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