「電車結びって名前は聞いたことあるけど、いざ結ぼうとすると手が止まる…」そんな経験、ありませんか?
道糸とハリスを結ぶ場面は釣りの現場でほぼ毎回やってきます。
ラインが切れた、ハリスを替えたい、仕掛けをゼロから作りたい——そのたびに「あれ、どっちに巻くんだっけ?」と焦ることってありますよね。
電車結び(トレーンノット)は、釣り人なら最初に覚えたい基本ノットのひとつ。
名前の由来は諸説ありますが、2本の糸を並べてそれぞれ巻き付けていく姿が「連結された電車」に見えることからきていると言われています。
私も釣りを始めたころから今も現場でよく使う結び方のひとつです。
シンプルな手順なのに、ちゃんと強度が出る。そのバランスが気に入っています。
この記事では、電車結びの手順・コツ・よくある失敗まで、じっくりお伝えします。
電車結びはこんな場面で活躍する
電車結びが特に使われるのは、道糸(メインライン)とハリス(リーダー)を結ぶときです。
ウキ釣り・サビキ・ちょい投げ・渓流釣りなど、幅広いジャンルで登場します。
道糸はナイロン・PEライン・フロロカーボンとさまざまですが、電車結びは特にナイロン同士・ナイロンとフロロカーボンの組み合わせで威力を発揮します。
同じくらいの太さの糸を結ぶのに向いているノットです。
電車結びが向いている状況をまとめると:
- 道糸ナイロン+ハリスフロロカーボン(ウキ釣り・磯釣り・渓流など)
- 細めのライン同士(0.8〜3号程度が扱いやすい)
- 現場でさっと結び直したいとき
- 釣り初心者が最初に覚えるノットとして
「漁師結び」「クリンチノット」などと並んで、釣りの基本3大ノットのひとつと言われることもあります。
まず電車結びを体に覚えさせると、他の結び方も理解しやすくなりますよ。
なぜ電車結びはうまく結べないのか
電車結びは「簡単」と言われていますが、最初のうちは思ったように結べないことがあります。よくある悩みはこちらです。
- 引っ張ったら結び目がスポッと抜けた
- 巻き付けた糸がバラバラになった
- 締め込みのときに変な形になってしまった
- 何回巻けばいいかわからない
これらの失敗は、巻き付ける方向と回数、締め込みのタイミングを正しく理解していないことが原因です。
電車結びの最大のポイントは、「2本の糸を別々に巻き付けて、別々に締め込んだあとで引き合わせる」という構造にあります。
この順序を間違えると、どれだけ丁寧に巻いても強度が出ません。
また、締め込む前に唾や水で糸を濡らすことがとても重要です。
乾いたまま締め込むと摩擦熱で糸が傷んで、そこから切れやすくなります。
現場では水を少しつけてからゆっくり締めるだけで、強度が格段に変わります。
電車結びが抜けてしまう原因を深堀りする
電車結びで最もよくある失敗は「結び目がスルッと抜ける」ことです。主に3つの原因があります。
原因① 巻き付け回数が少ない
電車結びはそれぞれの糸を3〜5回巻き付けるのが標準です。
2回しか巻かなかったり、片方だけ少なかったりすると、締め込んでもしっかり固定されません。
細い糸(1号以下)は5回、太い糸(3号以上)は3〜4回が目安です。
原因② 巻き方向がバラバラになっている
巻き付けるときは同じ方向に揃えて巻くのが基本です。
途中で方向が変わると、締め込んだときに糸が絡まって均等に締まりません。
「手前から奥へ」と一方向を意識して巻くと、きれいに整います。
原因③ 締め込む前に糸を引っ張りすぎている
巻き付けが終わったら、まずループに通した先端をゆっくり引いて仮締めします。
いきなり強く引っ張るとコイルが崩れます。
最初はやさしく引いてコイルを整え、形が決まってから本締めするのがコツです。
電車結びの正しい手順を丁寧に解説
道糸とハリスを結ぶ場面を想定して、実際の手順を見ていきましょう。
手順①:2本の糸を並べる
道糸の先端とハリスの先端を、逆向きに並べて15〜20cmほど重ねます。
どちらが道糸側・ハリス側かを意識しながら持ちます。
手順②:道糸でハリスに巻き付ける
道糸の先端を使って、ハリスに3〜5回巻き付けます。
巻き方向は一定に。巻き終わったら、道糸先端をループ(輪)に通します。
手順③:ハリスで道糸に巻き付ける
今度はハリスの先端を使って、道糸に同じく3〜5回巻き付けます。
こちらも同方向に揃えて。巻き終わったらループに通します。
手順④:糸を濡らして仮締め
2本の先端(余り糸)をそれぞれゆっくり引いて仮締めします。
このとき必ず糸を湿らせてから行います。コイルが整い、形が決まってきます。
手順⑤:本締め・引き合わせ
仮締めができたら、道糸本線とハリス本線を左右に引っ張って本締めします。
2つの結び目がゆっくり引き合ってくっつきます。余り糸はカットして完成です。
コツは「急がない」こと。焦ってバンッと引っ張ると糸が傷んで強度が落ちます。
現場でも失敗しないための実践アドバイス
電車結びを覚えたあとは、現場でサッと使えるかどうかが勝負です。
寒い冬の釣り場や暗い夕まずめに手がかじかんだ状態でも結べるか——そこが本当の実力です。
太さの差は0.5〜1号以内が理想
電車結びは太さが近い糸同士で最も強度が出ます。
道糸2号に対してハリス0.5号などの組み合わせはおすすめしません。
太さの差が大きい場合は、細い糸側の巻き回数を増やすか、別のノットを検討してください。
切れるなら巻き回数を増やす
実釣中に電車結びが切れた場合、たいていは締め込み不足か巻き付け回数が少ないことが原因です。
次に結び直すときは、1〜2回多く巻いてみてください。
結び目を引っ張って強度確認
仕掛けを作ったあとは、必ず結び目を指で引っ張って強度を確認します。
「大丈夫かな」と思いながら使うより、現場で結び直す方が断然いいです。
大物がかかったときに抜けてしまっては悔いが残ります。
ゴンちゃんのまとめ
電車結び(トレーンノット)は、覚えておいて絶対に損のない定番ノットです。
「巻き方向を揃える」「糸を濡らして締める」「ゆっくり引き合わせる」この3つを守るだけで、しっかりした強度の結び目が完成します。
私も長年釣りをしてきましたが、電車結びは今でも現場でよく使います。
手が覚えてしまえば暗い中でも結べるようになりますし、釣りに集中できる時間が増えます。
まずは太めのロープや糸を使って、10回・20回と繰り返し練習してみてください。
体に染み込ませることが一番の近道です。
次の釣行で「よし、結べた!」という達成感をぜひ感じてみてください。
漁師結び・外掛け結び・クリンチノットなど、他の結び方も合わせて覚えると仕掛け作りがぐっと楽になります。
このブログでも順番に紹介していきますので、ぜひチェックしてみてください!
今日も最後まで読んでくれてありがとうございます。また釣り場でお会いしましょう!
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